小規模企業の順調な経営の継続のために

コラム

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先日、東京駅の構内で大勢の人が行列しているので「何かな?」と覗いてみますとなんと、ラスク(菓子)の販売でした。
普通ラスクと云うとフランスパンを加工して作る物ですが、洋菓子(カステラ?)を加工したもののようでした。
サンプルが欲しかったのですが、並んで買う時間が無く商品を詳しく見れませんでした。

ただ、そのときに 売り場に「東京駅でしか買えない・・・」とありました。
前項で「文化は地域で芽生え・育まれ・根ざすもの。そこにしかないもの」といいましたが、 ひとの心理は「そこでしか買えない・見れない物」等に惹かれるのでしょうか。
このラスクと文化を短絡させることは出来ませんが、希少価値の表現をうまく商売に結びつけた場面を見ました。

その地域にしかない、菓子・パン・食品には大きな魅力があります。
それは、そこに物語があるからとおもいます。

全国に多店化して経営的成功を目指すことはすばらしいことですが、反面、地域にこだわり、商品にこだわり、物語のたくさん含まれた商品も価値あることです。
しかし、問題は地域の小規模店企業が順調な経営を継続させることが難しいことです。

経営資源の「人」「物」「金」の、集中が大企業に偏るからです。
この経営資源をもし供給できる団体、それも利益集団でない団体、たとえば協会のようなものがあればいいと思いませんか?

そのような夢?が実現できればいいと思いませんか?

2008/10/04 Yahooブログより転載

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