ご縁の不思議

コラム

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わが社のクライアントの顧問さんから、朝早く電話があり、
「頼みがあるんだけど ○○の××に 電話してやってくれない?」と要請がありました。
お客さんの頼みですので急いで電話をすると、「中華饅頭の醗酵室」の見積りが欲しいと言うことでした。
有難う御座います。早速見積もりますと言って電話を切り、ちょっと待てよ、どこかで聞いた会社名だな。と思い、思い返してみると、半年くらい前に、このお客さんで競合したメーカーと判明。

早速、依頼を受けた顧問さんに、わが社と競合してるところじゃないですか?と、問いかけると 「そうだよ。でも今回は、うちの案件じゃないからいいんじゃない?」と、
あっさり言われました。

顧問の持論は、「競合だろうと何だろうと、付き合ってみないと味は判らないよ。
ひょっとしたら、いい味かもね・・・。」と云うことです。
日ごろ忘れかけている「ご縁の不思議」を思い出させられ、はっとしました。

<これもご縁。この頂いたご縁を良くするも、悪くするも、自分次第。>

この言葉はいつも人に話している言葉です。
しかし、突然自分にその場面が来ると、先に「損得・不信」が頭をよぎり、適切に快く対処できない。まだまだ修行が足りません。

それにしてもこの顧問さん、度量が深いのか、何も考えていないのかよく判らない人です。

2008/10/22 Yahooブログより転載

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